SPYDとは?いくらから買えるか?など簡単に解説

  • 2021.10.10
  • ETF
SPYDとは?いくらから買えるか?など簡単に解説

米国S&P500高配当株ETFのSPYD
持ってる人も、これから買おうとしてる人も

なんか有名だから買っておく、中身は正直知らん!

っていう人、意外といるのではないでしょうか
僕もそうでした・・・

自分のお金を預けているわけですから
せめて概要だけでも知っておいて損は無いです。

この記事ではSPYDについて

・SPYDってそもそもなにもの?
・SPYDってどんな特徴があるの?
・SPYDはいくらで買えて、どのくらいリターンがあるの?

これらについて簡単に解説します。
20代~40代のこれから投資を始めようとしている方は
読んでおいて損は無いです。

※ちょこちょこ解説を入れてますが、専門家ではないのであくまでざっくりと。
自分の知識の範囲内での解説です。ご了承ください

※株は必ずしも儲かる商品ではありません。元本割れのリスクをしっかりと把握して
自己責任でやりましょう

SPYDとは?いくらから買えるか?など簡単に解説

結論から言います。

SPYDは現在は40.11ドル。およそ4500円程度から購入することが出来ます。

※証券会社によります。米国株最低取引単位10口からという証券会社もあります。
おすすめのSBI証券なら1口から購入可能です

これから詳細な解説はしますが
SPYDは、経費率も低く、配当利回りも良い、長期運用にはおすすめのETFです。

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何で米国株がいいの?なんでETFがいいの?という基礎から分かりやすく学べます
※めちゃくちゃ読みやすい本でした!

【関連記事】私の株運用結果は次の記事で公開しています↓

そもそもSPYDとは何者なのか?簡単な概要から

まずはここからです。

そもそもSPYDとは一体なんなのか?

簡単に解説しますので、まずはここから学んでいきましょう。

SPYDの運用会社

SPYDはState Street社が運用しているETFです。
※ETFがそもそも分からないよ!という方は次の記事を

もっと細かく言えば
StateStreet社の資産運用部門のステートストリートグローバルアドバイザーズが
運用しています。

StateStreet社はS&P500指数をベンチマークとした米国初のETF「SPY」も手がけてます。
ETFの先駆者といっても過言ではありません。

ステートストリートグローバルアドバイザーズが運用するETFは
SPDR(スパイダー)ブランドとして現在では50種類以上のETFを手がけています。

SPDRスパイダーブランドの中でも「総経費率」を安く抑えた
(つまりETF保有コストが少ない)シリーズがSPDRポートフォリオシリーズです。

SPYDはこのSPDRポートフォリオシリーズの中の1つであるため経費率が安く抑えられています。

SPYDは今いくらで買えるのか?

現在は1口40.11ドルとなってます。
米国株の様々な指標のETFの中では比較的安価な銘柄となります。

VOO(バンガード社S&P500ETF) →402.49ドル およそ42000円程度
HDV(米国高配当ETF) →96.55ドル およそ10000円程度

SPYDの実体は?細かい数値から読み解く

では、実際にSPYDはどのような銘柄で構成されているのか?
また、気になる配当利回りや経費率なども見ていきましょう。

SPYDの経費率

SPYDの経費率は0.07%となってます。
これを他のETFと比較すると

VOO(バンガード社S&P500ETF) →0.03%
HDV(米国高配当ETF) →0.08%

さすがのバンガード社の経費率にはかないませんが
同じ「高配当ETF」という括りのHDVよりは0.01%低いです。

SPDRポートフォリオシリーズなだけあって決して高くはない経費率であると言えます

SPYDの純資産

ETFの純資産の目安についてはコチラの記事を参考にさせていただきました。

SBI証券の銘柄検索で調べてみると、運用期間3年のスクリーニングでは純資産総額が少ないファンドもありましたが、5年以上の期間、運用を続けているファンドはおおよそ、100億円以上の純資産額を保有していました(2021年7月26日調査)。
100億円以上の資産を維持しつつ、5年以上の運用を行っているファンドが多いことから、中長期でみると純資産総額の目安は100億円以上と考えても良いでしょう。

HEDGE GUIDE

SPYDの純資産は現在46億ドル、およそ5000億円と申し分無です。

SPYDの配当利回り

2021年10月時点で「3.86%」となってます。

SPYDはやはりこの高い利回りが魅力の1つでしょう。
これを他のETFと比較すると

VOO(バンガード社S&P500ETF) →1.30%
HDV(米国高配当ETF) →3.17%

比較しても配当利回りが高いことが分かります。

SPYDの構成銘柄

SPYDはどのような銘柄で構成されているのでしょうか?

順位銘柄どんな会社?セクター
1ベーカーヒューズ油田サービスエネルギー
2コメリカ銀行金融
3M&Tバンク銀行金融
4ピープルズ・ユナイテッド・ファイナンシャル銀行金融
5マラソン・ペトロリアム石油精製エネルギー
6キーコープ地方銀行金融
7リージョンズ・ファイナンシャル銀行金融
8ハンティントン・バンクシェアーズ銀行金融
9ワンオーク天然ガスエネルギー
10バレロ・エナジー石油精製エネルギー

見事に「エネルギー」と「金融」ばかり

日本人にとっては聞きなじみの無い会社が多いです。
いわゆるGAFAMのようなグロース株は配当は少なめです。(競争が激しいため自社へ投資している)
SPYDは配当利回り上位80銘柄のためGAFAMのような株は構成に入ってきません。

このことからも大幅なキャピタルゲインを狙うというよりは
着実なインカムゲインを狙いたい人が投資対象とすべきでしょう。

SPYDの仕様まとめ

SPYDはこんなETFです。

運用会社StateStreet米国初のETFの会社
株価40.11ドル約4500円
経費率0.07%他ETFと比較しても高いという印象は無し
純資産46億ドル5000億円と申し分無し
配当利回り3.86%高配当銘柄中心のためさすがの配当利回りです
構成銘柄80銘柄S&P500高配当銘柄上位80銘柄

SPYDの弱点

・景気変動に弱い
・分散投資とはなりにくい

S&P500高配当銘柄上位80銘柄が投資対象ということで、
投資対象銘柄が他ETFと比較してやや少ないです。

かつ、高配当株に集中しているため広いセクターに分散されてなく
そのため、景気変動による影響を受けやすいです。

実際にコロナショックでは最大44%の下落となりました。

まとめ

SPYD1本に多額の資金を突っ込むのはやはり怖いところです。
ただし、ポートフォリオの1部としてSPYDを取り入れる分には
申し分ないETFと言えます。

長期的に運用すれば米国株の景気上昇によるキャピタルゲインと
高い配当利回りによるインカムゲインを享受できる
非常に優れたETFであるといえるでしょう。

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なかマネ

30代になり「将来(老後)」を考えるようになり資産形成を開始。仕事の残業でなかなか株価をチェックすることが難しいですが、そんな私でも出来る投資方法として「オルカン」にはまりました。このブログでは、「オルカン」について徹底的に分析をし同じく30代から投資を始める、私のように「株価を毎日チェックせずとも投資したい!」というサラリーマンの方に向けて私の学んだ内容を初心者向けに私なりに解説していきます。同じ初心者だからこそ分かりやすい記事に出来ると思います!たまに仮想通貨やETFについても勉強した内容をアウトプット。飲食店経営経験もあるのでそちらのノウハウもアウトプット!