2022年の利上げ局面に強いetf。VTVとは?株価いくらで買える?
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今の米国株式市場は、2022年からFOMCによる利上げ
そして長短金利差逆転による2024年からのリセッション入りが
懸念されています。
このような状況での株はどのようなものを買うべきなのか?
今回は利上げ、景気後退局面に強いと言われている
VTV(バンガード米国バリューETF)
について見ていきたいと思います。
この記事は
・2022年から株式投資を始めようとしている
・株をはじめたばかりでどのETF買えばいいか迷っている
・ポートフォリオをディフェンシブにしたい
このような方におすすめの記事となってます。
おすすめの本
私はこの本で「投資の基礎」を学びました。いわゆる「株でぼろ儲け!」的な本ではありません。
いかにして株で着実に資産を増やすかが書いてあり
またその表現方法も「クソダサい投資家」などと独特で読んでて面白いです笑
2022年の利上げ局面に強いetf。VTVとは?株価いくらで買える?
![](https://nakamoney.com/wp-content/uploads/2021/10/piggy-bank-ga2b221dc1_1280-1024x614.jpg)
結論から言います。
VTVの現在(2022年3月)の株価は
149.57ドル
日本円で(1ドル124円換算)18,547円です。
SBI証券などのネット証券であれば米国株は1株から購入可能なので
2万円あれば購入可能です。
では、VTVは購入する価値があるのでしょうか?
私は2022年以降はVTVは購入価値があると思います。
それはVTVは利上げ、景気後退局面に強いといわれているからです。
この記事では
・なぜVTVが利上げに強いのか?
・利上げとは?今後利上げはあるのか?
・VTVを細かく分析してみる
このような内容でVTVについて詳しく見ていきます。
VTVはポートフォリオに組み入れることで資産を守る役目を成してくれます。
この記事を読み、納得をしポートフォリオを見直してみてください
VTVとはどういうETFか?基本知識
VTVとは
バンガード米国バリューETFです。
バンガードとは?
世界で初めて個人向けインデックスファンドを売り出した運用会社。
長期保有をコンセプトとしているため「手数料の低さ」を売りとしています。
では、「バリュー株」とは何でしょう?
バリュー株とは?特徴は?
![](https://www10.a8.net/0.gif?a8mat=3NCF52+G3W7ZM+ONS+TVJ4X)
バリュー株は「割安株」とも言われていて
一言でいうと「割安な株」です。そのまんまやんけ!
企業が生み出す利益などに対して株価が低い株をバリュー株と称しています。
※反対に「グロース株」がありますが、いわゆるGAFAMなどはグロース株となります。
企業が生み出す利益よりも将来性の高さが買われて株価が上がっている株になります
バリュー株の特徴として
・すでに成熟した企業
・業績が安定していて利益も確実に出ている
・将来的に大化けする可能性は低い
・金利上昇局面に強い
といった特徴があり、これから金利が上昇しようとしている米国株式市場にとっては
これから数年先はグロース株に対してバリュー株が強いという意見もあります。
つまりVTVとは
手数料の低いバンガード社運用の「バリュー株」を集めたETF(上場投資信託)
ということになります。
なぜ2022年からVTVが強いのか?
![](https://nakamoney.com/wp-content/uploads/2021/09/graph-163509_1280-1024x576.jpg)
利上げ局面に強い
これに尽きます。
FOMCにおいて(2022年3月現在)2022年中の利上げは7回
更に2023年には3.5回の利上げが示唆されています。
FOMCとは?
米国の金融政策を決定する定期的に開催される会合です
2022年中については0.25%ではなく0.5%の利上げが少なくとも2回ある可能性もあります。
政策金利の上昇局面においてグロース株は弱いと言われています。
リスクをとるグロース株への投資に対して
金利に対する相対的な利回りの低さから売られる傾向にあるためです。
一方でバリュー株は金利上昇局面でも、元々割安株なため売られることは少ないです。
このため、バリュー株は金利上昇局面に強いと言われ
かつ、バリュー株を集めたETFのVTVは金利上昇局面に強いETFとなります。
VTVの組み入れ銘柄は?
![](https://nakamoney.com/wp-content/uploads/2021/09/usa-1149896_1280-1024x678.jpg)
上位10銘柄は下記のようになってます
ティッカー | 銘柄 | 構成割合 | セクター |
---|---|---|---|
BRK-B | バークシャーハサウェイ | 3.15% | 金融 |
UNH | ユナイテッドヘルスグループ | 2.51% | ヘルスケア |
JNJ | ジョンソンエンドジョンソン | 2.43% | ヘルスケア |
JPM | JPモルガンチェース&カンパニー | 2.35% | 金融 |
PG | プロクター&ギャンブル | 2.11% | 生活必需品 |
XOM | エクソンモービル | 1.86% | エネルギー |
BAC | バンクオブアメリカ | 1.72% | 金融 |
CVX | シェブロン | 1.55% | エネルギー |
PFE | ファイザー | 1.48% | ヘルスケア |
ABBV | アッヴィ | 1.46% | ヘルスケア |
割合を見ると上位10銘柄で20.62%となっており
約8割はその他の構成となってます。
このことから広く分散投資されていることが分かります。
※VTVは全部で349銘柄で構成されています
またセクターも
・金融
・ヘルスケア
・生活必需品
・エネルギー
と、いずれも利上げ局面や景気後退局面に強いと言われているセクターが中心です。
ディフェンシブな要因としてポートフォリオの一部をVTVに割り当てるのは悪くないと思います
まとめ
2022年から始まる米国の利上げ局面
また、長短金利差が逆転したことにより2024年から株式後退局面となることが
予想されています。
そのような状況の中でバリュー株にまとめて投資ができて
かつ手数料が低いVTVは非常に投資妙味のある対象ではないかと思います。
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米国株への株式投資はSBI証券がおすすめです。
業界最安手数料で、更に個別銘柄が欲しい場合も米国株1株から買えるので
ポートフォリオも組みやすいです。
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