ナスダック100指数に連動するETF QQQ
果たしてQQQは今買いなのか?!
2010年から2021年までは900%の成長を遂げたETF
でも、2022年から株を始めようという人にとって、果たしてQQQは安全!?
この記事では人気ETF、QQQについて2022年から株を始める方に向けて
・QQQの特徴は?
・QQQは買っても大丈夫か?
について解説していきます。
※ちょこちょこ解説を入れてますが、専門家ではないのであくまでざっくりと。
自分の知識の範囲内での解説です。ご了承ください
※株は必ずしも儲かる商品ではありません。元本割れのリスクをしっかりと把握して
自己責任でやりましょう
ナスダック100指数ETF、QQQとは?2022年から危ない?
結論から言います。
QQQは2010年は45ドル。そこから2021年12月現在は395ドルと
およそ9倍に成長を遂げました。
では果たして2022年からもそれは継続されるのか?
これは難しい可能性が高いと私は考えます。
・コロナ変異株からの完全な経済復興の時期が読めない
・インフレ抑制のための2022年以降の利上げが予想されている
・ハイテク株中心の銘柄構成
以上の理由から2022年以降は長期で低迷する可能性があると考えています。
ただし、この状況であっても毎月定額の積み立てなら私は買いであるとも考えています。
なぜこれらの理由から低迷することが予想されるのか?
なぜ買いなのか?
・QQQの特徴は?
・QQQは買うべきか?
この内容について詳しくみていきましょう。
米国株ETFが何故強いのか?こちらの本が最近私が読んだ中で面白かった本です。
これから株を始めたい方はぜひこちらの本を読んでから始めることをおすすめします!
QQQとは?ナスダック100を指数としたETF
QQQとは何か?
インベスコ社が運営する最も歴史の長い、そしてメジャーなETFです。
ベンチマーク指数はNASDAQ100となってます。
グロース株を多く含むETFということになるため
景気後退時期に弱いという特徴があるETFです。
ナスダック100指数とは?他指数との違いは?
米国の有名な指標として次の3つがあります。
・NASDAQ0100
・S&P500
・NYダウ
それぞれどのような特徴があるか見ていきましょう。
S&P500指数とは?
S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスLLCが公表している指数で
ニューヨーク証券取引所、NASDAQ等に上場している企業から代表的な500銘柄を対象としています。
NASDAQ100に比べて間口が広くより分散投資出来る指数となってます。
現在は情報系企業が強いため上位銘柄はNASDAQ100と近い状態です
ただし、ニューヨーク証券取引所も対象としていることと
対象銘柄数が500社であることからNASDAQと比較するとより広い銘柄への投資が出来ます。
NYダウ指数とは?
S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス社が選定する米国経済を代表する30銘柄です。
ニューヨーク証券取引所、NASDAQ等に上場している企業から代表的な30銘柄を対象としています。
この指数の最大の特徴は「株価の平均」であることです。
S&P500は「時価総額の加重平均」であるため時価総額の大きい銘柄の値動きに連動しますが、
ダウ平均は30銘柄に選定された銘柄の平均であるため個別株の影響をより受けやすい指数です。
また、ダウの選定基準として「企業としての名声」もあります。
そのため、昔ながらの連続増配当銘柄なども対象となってます。
ハイテク株ではないいわゆるバリュー株(コカコーラなど)も入っているため
3つの指標の中では比較的景気後退に強い指数であると言えます
ナスダック100指数とは?
NASDAQ証券取引所に上場している銘柄のTOP100であり
GAFAMで保有株数の50%以上を占めています。
NASDAQ自体がアップル、グーグル、テスラなどの大型ハイテク株が多く
その中でもTOP100なので近年に米国経済をけん引してきた銘柄を中心に買うことになります。
つまり、グロース株を多く含むETFということになります。
他指数と比較すると以下のような特徴があることが分かります。
・グロース株を多く含むため景気上昇局面では強い
・反対に景気後退局面に弱い
・長期金利上昇に伴いハイテク株の株価下落、それに伴う指数値の減少が想定される
米国イケイケの時はガンガン上がりますが
いまいちな空気感の時は停滞もしくは減衰する可能性があるということですね
QQQのメリットデメリットは?
NASDAQ100に連動するインデックスファンドであるため
NASDAQ100の特徴がそのままメリットデメリットとなります。
メリット
ハイテク株が多いこともあり米国の景気上昇場面では指数がグングンと上がります。
後でチャートを示しますが2010年から2020年の10年間は特に伸びてます。
デメリット
長期金利の上昇によってハイテク株の株価が下がります。
その場合ハイテク株を多く含む指数であるため長期的に低迷することが予想されます。
2022年からFOMCは年に3回づつの金利の上昇を示唆しているため
2030年にかけては下がる可能性があります。
QQQのこれまでの推移
2010年時点では45ドルでしたが、2021年12月現在は396ドル。
およそ9倍近くになってます
S&P500を対象としたVTIやVOOは2010年から10年で4倍の伸び率でした。
NASDAQ100指数(米国におけるハイテク株)の伸びの勢いがどれだけすごかったかが分かるかと思います
QQQは買いか?それとも危ないか?
現在のQQQは次のような状況です。
株価 | 401.61ドル |
純資産額 | 23.9兆円 |
2010年からの成長率 | 900% |
配当利回り | 0.49% |
過去の成績とETFの規模としては十分すぎるQQQ。
ただし、2022年以降は次のような懸念点があります。
・コロナ禍から回復出来ずに米国経済の景気先行きが悪くなる(かもしれない)
この場合は景気後退局面に弱いハイテク株を多数持つQQQにとっては
厳しい局面になるかもしれません
・2022年以降、年に3回ペースでの利上げがFOMCにより示唆されている
長期金利の上昇はハイテク株の株価下落を招きます。
・2000年から2010年だけを切り取るとNASDAQ100指数は50%の下落となっている
2000年時点では4000ドルでしたが2010年までは長期低迷し2000ドルで落ち着いている。
10年という長い期間で低迷する可能性は十分にあり、それが2030年にかけて起こる可能性は多いにありうる。
ここまで書くと買うのを躊躇しちゃいそうですが・・・・
米国経済は超長期的に見ればやはり強いと思います。
「たとえ10年先は怪しくても20年、30年先で見れば強い」
このように思える方は積み立てで毎月定額で購入する「ドルコスト平均法」がお勧めです。
毎月定額で購入すれば仮にこの10年が低迷したとすれば「安値で買えた」ことになり
仕込んでた分がゆくゆくは複利で何倍にも化ける可能性があります。
まとめ
米国がなんだかんだんで今後の世界経済をけん引していく!という考えであれば
購入はありだと思います。
保険をかけるのであればバリュー株を含むVTI、VOOなどでもいいかもしれません。
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