2022年の新興国株式投資は初心者おすすめか?20年後は危険!?

2022年の新興国株式投資は初心者おすすめか?20年後は危険!?

2010年から2021年までは米国株の時代でした。
2022年以降もインデックス投資は米国S&P500集中投資で大丈夫かどうかは誰にも分かりません。

20年後、30年後を見据えた長期投資であれば
米国株集中ではなく、資産を分散させておきたいところです。

分散先として新興国はどうなのか?

この記事では

2022年からの投資で新興国は選ぶべきか?

について考えていきたいと思います。

この記事はこんな人におすすめな記事
・2022年から株式投資を始めたい
・投資資金は50~100万
・しばらく使わないお金で投資をして将来に備えたい
・株式情報などを常にチェックすることは忙しくてムリ!
・会社情報の分析とかは難しくてムリ!

新興国株について見ていきましょう

2022年の新興国株式投資は初心者おすすめか?20年後は危険!?

結論から言います。

新興国はハイリスクハイリターンな投資先です。
中国、インドのようにこれからの世界経済をけん引していくと予想されている国もありますが
成熟していないためカントリーリスクがあるという側面もあります。

分散投資を目的に、新興国株をポートフォリオに加える
というのが一番正しい投資方法ではないかと思います。

なぜそう思うのか?

新興国株式のこれまでの歴史を振り返りつつ
2大巨頭の中国とインドについて分析していきます。投資初心者必見の記事です。

おすすめの本
新興国についてより深く学びたい方はこちらの本がおすすめです。
おおよそ3時間程度で読み終わるボリュームですので通勤時や昼休みなどで割と手軽に読める本かと思います!

新興国の市場のこれまでの歴史

新興国のこれまでを振り返るにあたっては
参考として全世界の新興国市場の大型株・中型株・小型株を対象とした
バンガード社のVWOの推移を見ていきます。

このように
2014年に34ドル、現在は49ドルと8年で約1.5倍程度となっております。
これだけ見ると米国株や先進国株に比べてかなり見劣りしてしまいます。

米国株(S&P500)は8年で3倍近い伸び率でした

新興国株の20年後は?投資は危険か?

直近10年間のパフォーマンスはあまり良いものではありませんでした。
では、2022年現在、今後新興国株への投資は控えたほうがいいのか?

新興国を担っていくのは確実に次の2強と言われています

・中国

・インド

この2つの国に共通しているのは「圧倒的な人口」です。

中国は現在14億人
インドは13.8億人

人口はGDPに比例するともいわれています。
今後はこの2つの国が世界経済の中心となっていく可能性もゼロではありません。

2022年からの中国株への投資

2020年段階で、中国は2027年には米国を抜いて世界最大の経済大国となる予測がたてられていました。

ただし、2021年を通して中国株の将来性に対する評価は大きく変わりました。

中国株には次の3つのリスクがあります。

・米中関係の悪化
・中国当局による企業への締め付け
・急激な人口減少

米中関係の悪化

私の考える一番のリスクは「米中関係の悪化」です。

2022年現在、中国のテクノロジー、軍事関連企業に対して米国の国民が投資することを禁じられています。
このような米国からの制裁を恐れて株が売りに出されたことで
暴落する場面が見られました。

このような米中関係の悪化はこれからも続く可能性が高いです。
何かしらの制裁があるたびに株価は影響を受けます

中国当局による企業への締め付け

2021年は中国国内における「共同富裕」を大義名分とした
企業への締め付けが行われた年でもありました。

IT、ハイテク企業に加えて、中国恒大集団をはじめとする
中国不動産企業の債務問題が深刻化し、今後の行方と影響が懸念されています。

2021年6月 →米NY証券市場に上場を果たした「滴滴(ディディ)」
という企業に対してアプリの配信停止処分。これにより上場廃止
2021年 →アリババなど大手IT企業に対して独占禁止法違反を理由に巨額の罰金支払いを命令

中国は根本的には共産主義です。
ここにきて資本主義ではない大本の思想が株価にとってネックとなっている感は否めないです。

急激な人口減少

強みである人口についても2021年から急激に人口減少となる傾向が見えてきてます。

中国国家統計局は17日、2021年の出生数が1062万人だったと発表した。
1200万人だった20年から約12%減り、1949年の建国以来最小となった。

朝日新聞

2022年からのインド株への投資

インドの市場は約10年間で5倍近い成長を遂げました。

インドの代表的な株式指数のSENSEXを参照

インドの最大の強みはやはり

増え続けている人口 でしょう

2027年には中国を抜いて世界最大の人口となることが予測されています。
人口増加は労働力の増加につながります。

また、インドはIT化が非常に進んでいる国でもあります。

Google、Microsoft、IBM、AdobeのCEOは全てインド人となっています。

高い成長を期待できる国と言えるでしょう。

新興国投資が危険と言われるのは、カントリーリスク

新興国にはカントリーリスクがつきものです。
先の中国とインドで見たように、高い伸び率が期待できる一方で
国策によって株式市場に急激なストップが加わる可能性もあります。

カントリーリスクとは
国特有の政治や経済などの状況によって株式市場暴落の可能性があること。
商業的な要因とは無関係の要因で市場暴落となる可能性ある

例えば中国のように中国当局の締め付けや、他国との関係悪化によって
株式の暴落が起こる可能性があるということです。

また、新興国は成熟していない分このリスクが高いです

新興国ETFへの投資でカントリーリスクを避けつつリターンを得る

新興国投資はハイリスクハイリターンの側面が非常に強いです。
先に述べたカントリーリスクによって1国丸ごと落ち込む可能性も低くはありません。

ですが、米国株にのみ集中投資は非常にリスクではあると思います。
新興国が伸びたときに恩恵を受けることが出来ません。

また、インドや南アフリカが20年後、30年後に世界経済をけん引している可能性もあります。

私としてはポートフォリオの一部を新興国にすることをおすすめします。
さらにカントリーリスクを軽減するため
新興国全体に投資ができるETFがおすすめです。

バンガード社の運営するETF、VWOであれば、新興国全体に分散投資が出来
手数料も非常に安く抑えることができるのでおすすめです。

VWOとは
バンガードFTSEエマージングマーケッツETF
FTSEエマージング・マーケッツ・インデックスに連動 する投資成果を目指す。
ブラジル、ロシア、インド、台湾、中国、南アフリカなど、世界中の新興国市場で
大型・中型株を保有する。時価総額加重型。

バンガード社ETFへの投資はSBI証券がお勧めです。
SBI証券なら米国株、ETFは1株1口から購入可能。まずは口座開設(無料)からしてみましょう。
金融商品仲介業者ネクシィーズ・トレードならSBI証券の
無料電話サポート窓口があるので安心です。

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まとめ

新興国株の魅力でもあり、デメリットでもある

「ハイリスクハイリターン」

なぜ新興国株がハイリスクハイリターンであるかをきっちりと理解した上であれば
ポートフォリオの一部として加えて恩恵を受けるのが良いと私は思います。

これから20年、30年先は誰にも分かりません。
長期インデックス投資はやはり分散投資にしていかにリスクを減らすかが鍵であると思います。

【関連記事】2022年の米国株は危険か?テーパリングと利上げについて考察

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なかマネ

30代になり「将来(老後)」を考えるようになり資産形成を開始。仕事の残業でなかなか株価をチェックすることが難しいですが、そんな私でも出来る投資方法として「オルカン」にはまりました。このブログでは、「オルカン」について徹底的に分析をし同じく30代から投資を始める、私のように「株価を毎日チェックせずとも投資したい!」というサラリーマンの方に向けて私の学んだ内容を初心者向けに私なりに解説していきます。同じ初心者だからこそ分かりやすい記事に出来ると思います!たまに仮想通貨やETFについても勉強した内容をアウトプット。飲食店経営経験もあるのでそちらのノウハウもアウトプット!