2021年、日経平均株価は年末終値としては32年ぶりの高値水準2万8791円となりました。
2020年末から2021年で日経平均は5%の上昇となりました。
2008年7900円台から考えれば実に約4倍に成長した日系平均。
これだけ見れば、これから投資を始めようという方、または初心者の方は
このように思うかもしれません
日本株今が買いかも!外国の株はなんか抵抗あるし…
どうやらETFがいいらしい?日本株ETF買おうかな!
ちょっと待ってください!
2022年からこれから先も日本株は高値をつけるでしょうか?
それとも日本株は「危険」なのでしょうか?
この記事では
「2022年から投資を始める投資初心者」にとって日本株は投資対象となるかどうかを検証していきます。
この記事はこんな人におすすめな記事です。
・2022年から株式投資を始めたい
・投資資金は50~100万
・しばらく使わないお金で投資をして将来に備えたい
・株式情報などを常にチェックすることは忙しくてムリ!
・会社情報の分析とかは難しくてムリ!
2022年の日本株は投資してはいけない?初心者おすすめ投資先
結論から言います。
・短期投資
・個別銘柄
これらの投資であれば日本株投資は魅力的な投資先にもなりうるでしょう。
ただし、2022年から投資をはじめようという初心者にとっては
これらの投資方法は敷居が高く「長期投資」「分散投資」が基本になると思います。
この観点でいえば日本株への投資は「危険」と言える状況だと私は思います。
現在の日本株には次の3つの懸念があります。
・少子高齢化
・日銀のETF買い支え
・低金利状態から抜け出せていない
これらの懸念が株にどのような影響を与えるのか?1つ1つ見ていきましょう。
投資初心者には米国株のETFをおすすめします。
これから投資をはじめようという人におすすめなのが次の本です。
投資本としてはとても読みやすく電子書籍もあるので、通勤時間などでさらっと読めます。
このブログ同様「20代~40代のこれから投資をはじめようという方」にぴったりの本です。
2022年以降の日本株の危険因子。少子高齢化
私が国内株式への長期投資をお勧めできない最大の理由が
この少子高齢化です。
○ 我が国の総人口は、2050年には9,515万人となり、約3,300万人(約25.5%)減少。 ○ 高齢人口が約1,200万人増加するのに対し、生産年齢人口は約3,500万人、若年人口は約 900万人減少。 その結果、高齢化率は約20%から約40%に上昇。
国土交通省
総務省のデータによると2050年には人口は約30%減少。
これはつまり日本国内の市場規模の縮小を示唆しており
日本の企業は国内で事業する際の売上高の母数が少なくなっていることを示しています。
現在と同じだけの売上高を維持するには海外へ向けて勝負していくしかありません。
国内のみで勝負する企業は市場規模が30%縮小するダメージは大きいです。
日本の企業にとっては厳しい状況に推移していくことが予想されます
2022年以降の日本株の危険因子。日銀のETF買い支え
2010年から日銀のETF買い支えがスタートし
今や日本の最大の株主は日銀という構図となってしまいました。
2019年のコロナ禍から日銀は金融緩和の目的で買い支えの額を更に増やしました。
※2021年現在はアベノミクス時期まで額は戻したようです
そもそもETF買い支えとは?何が行われているの?
日銀とは?
日本銀行の略。おおざっぱにいえば「お金(札)を刷る権利を持っているところ」
つまり、日本銀行がお金を刷って日本の株を買っていることになります。
株(ETFや国債、不動産投資信託なども含む)を買うことで市場にお金を供給しています。
これって何がいけないのか?
日経プレジデントのこちらの記事を引用させていただきます
国債のように満期が無いだけに、株の保有額を減らすには市場への売り戻ししかない。しかし、ここまで保有額が大きくなると、日銀が保有を減らす意思を漏らすだけで、株式市場に衝撃が走り、暴落が始まるだろう。
PRESIDENT on-line
どこかで出口は必要。
ただしその出口戦略は全くたてられていないというのが現実です。
今の日本の株価は、実体が非常に危うい不安定な状態にあるとみてよいでしょう
2022年以降の日本株の危険因子。低金利状態から抜け出せていない
日本は1999年、バブル崩壊後の経済立て直しの策としてゼロ金利政策をスタート。
景気回復の兆しが見える度にゼロ金利政策を何度も解除しようと試みますが
結局は低金利に逆戻り。
2016年にはついにマイナス金利政策となります
※ゼロ金利政策っていまいちよく分かっていない!という方は次の記事を参考に。
[nlink url=”https://nakamoney.com/zerokinri”]
2022年 一方、米国のFOMCでは金利を上げることを示唆し
年に3回づつの金利の上昇を米国では予定しています。
世界の投資マネーは金利の低いところから高いところへ向かう傾向があるため
日本国内から米国へ投資マネーが流れる可能性が高いと私は考えてます
まとめ
これらの内容から、日本の株式市場にはリスクが多く含んでいるため
長期保有には向かないというのが私の意見です。
※国内の個別株への投資を否定しているわけではありません
投資初心者におすすめなのは分散投資のできるETFをおすすめしますが
日本に関しては長期的に低迷するリスクをたくさん含んでます。
長期的に、かつ安全に資産を増やしたい方は米国株または全世界のETFがおすすめです。
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