ビットコイン価格推移年表。どういうときに価格は上下する?
2008年にビットコインの論文が発表されて、運用開始されてから 10年以上が経過しました。
その価格は開始当初は1BTCあたり7円でしたが
今や最高額は1BTCあたり700万円にもなりました。
これまでどのようなタイミングで価格が上がり
どのようなタイミングで価格が下がったのか。
価格推移を俯瞰で見ることで、今後の価格予想を少しでも精度良く
していくことが出来ると思います。
将来を見るにはまず歴史から!
この記事では、ビットコインの歴史を振り返りつつ
これまでの期間を筆者独自に3つの期間に区分けしてみました。
ビットコイン価格推移年表。どういうときに価格は上下する?
私はビットコインの歴史を次の4つの時代に分けました。
・ビットコイン黎明期(2008年~2010年)
・ビットコイン取扱システム構築期(2011年~2016年)
・ビットコイン周知期(2017年~2020年)
・ビットコイン過渡期?(2021年~?)
これを踏まえてビットコインの出来事と価格の年表を見てみましょう
年 | イベント | 1BTCの価格 | 筆者独自基準の区分け |
---|---|---|---|
2008年 | ビットコインの元となる論文発表 | 価値無し | 黎明期 |
2009年 | 運用開始 | 価値無し | 黎明期 |
2010年 | 世界初の取引所マウントゴックス誕生 | 7円 | 黎明期 |
2011年 | 第一次ビットコインバブル | 3,100円 | 取扱システム構築期 |
2012年 | コインチェック創業、初の半減期 | 1,000円 | 取扱システム構築期 |
2013年 | キプロス危機により第二次ビットコインバブル | 1,170円 | 取扱システム構築期 |
2014年 | マウントゴックス事件 | 40,000円 | 取扱システム構築期 |
2015年 | ニューヨーク州で仮想通貨業者の免許制がスタート | 34,000円 | 取扱システム構築期 |
2016年 | 日本で仮想通貨の取り扱い法案成立。二回目の半減期 | 51,000円 | 取扱システム構築期 |
2017年 | ビットコインキャッシュ誕生。バブル到来 | 2,000,000円 | 周知期 |
2018年 | ビットコインに対する規制強化。バブル崩壊 | 600,000円 | 周知期 |
2019年 | 仮想通貨から暗号資産へ呼称変更 | 1,600,000円 | 周知期 |
2020年 | 3度目の半減期 | 2,500,000円 | 周知期 |
2021年 | 仮想通貨取引所ナスダック上場 | 7,000,000円 | 過渡期? |
まずはビットコイン立ち上がりの黎明期から見ていきましょう。
ビットコインの価格推移の歴史、ビットコイン黎明期(2008年~2010年)
2008年、インターネット上に登場した1つの論文からビットコインは始まったと言われています。
投稿した人物は「サトシ・ナカモト氏」
なんと、2022年現在でもこの「サトシ・ナカモト氏」が何者なのかは判明してません
性別・国籍、そもそも実在した人物だったのかどうかも分かっていません
2008年に起こったリーマンショックを機に
中央集権型の法定通貨の存在に疑義を唱えるような形で
非中央集権型の通貨としてビットコインは誕生しました。
ビットコインピザデー
2010年にはビットコインに初めて価値がつき
1万ビットコインを使用してピザ2枚の購入がおこなれます。
初めてビットコインが通貨として使われた日を記念して
この5/22を「ビットコインピザデー」として今でもイベントが毎年開かれているそうです。
この半年後には世界で初めての仮想通貨取引所マウントゴックスがサービスをスタートし
いよいよビットコインに価値がつきはじめました。
マウントゴックスのサービス開始を受けてビットコインの価格は7円に到達しました。
ビットコインが立ち上がり、通貨として初めて使用され
さらに初の取引所が立ち上がる。ここまでが黎明期と私は考えます。
このあと、勢いのつくビットコインに対して世界的な法整備や規制が進んでいく時期に入ります。
ビットコインの価格推移の歴史、ビットコイン取扱システム構築期(2011年~2016年)
2011年~2016年にかけてはビットコインバブルなどを通じて コインの価値が高まるとともに
ビットコインをどのように取り扱っていくかの システム構築がされていく時期になります。
2012年にはビットコイン取引所サービスを展開するコインチェック株式会社の前身である
レジュプレス株式会社が設立されます。
2014年にはコインチェックがサービスを開始し日本国内において
仮想通貨取引がこれ以降活発になります。
この時期は
・仮想通貨の取引所のハッキング事件が多発することによる信頼低下
・2015年にニューヨーク州仮想通貨業者の免許制がスタート
・2017年に日本で仮想通貨の定義を明確化する法案「改正資金決済法」が成立
このように、仮想通貨の信頼は揺るぎつつも
それでも仮想通貨の勢いは止まらず、各国が法で取り締まりを強化する動きが見られました。
2014年マウントゴックス事件
そして2014年にはかの有名なマウントゴックス事件が起こります。
世界最大級の取引所マウントゴックス社のサーバーがハッキングされて
470億円相当の資金が流出してしまいました。
この事件をきっかけに暗号資産に関する法の整備が進んでいきます。
具体的には以下のような内容が2014年以降変化していきました。
・2017年には、ビットコイン購入時非課税に。
・取引所におけるユーザー財産の分別管理
・暗号資産管理事業者の登録制度
などなど。
2015年には仮想通貨取引所Bitstampでハッキングが発生し約5億円流出してます。
2016年には仮想通貨取引所Bitfinexでハッキングが発生。
ビットコインの価値の高まりとともに、ビットコインの危うさが露呈され
それを法で規制していくような流れになりました。
2回目の半減期
ビットコインには半減期というシステムがあります。
ビットコイン半減期とは?
定期的に、世の中に流通するビットコインの量を抑制するシステムです。
具体的にはマイニング報酬が半減します。これによって1BTCの価値が上がります
2012年に一回目の半減期がありました。
2011年に初のハッキング事件があり価格は300円台にまで落ち込んでいましたが
半減期をきっかけに1000円台にまで回復しました。
そして2016年に二回目の半減期が来ます。
このタイミングでも価格は高騰し、このときは1BTCの価格は5万円付近から10万円に高騰します。
このように、半減期はビットコインの価格推移をみるうえで非常に重要なポイントです。
次の半減期は2024年が予定されております。
ビットコインの価格推移の歴史、ビットコイン周知期(2017年~2020年)
この時期はビットコインが広く一般の人に認知されていく時期であったと私は考えます。
この時期を契機にそれまで仮想通貨に投資をしていなかった人達が一気に流入し
ビットコインの価格はどんどんと高まっていきます。
2017年以降は価格が急騰し、この年は「ビットコイン元年」と呼ばれています
ICO(株でいうIPOのようなもの)も開始し、アルトコインもどんどんと登場、高騰します。
最大のバブル相場となり価格は4万円台から一気に200万円台になります。
詐欺プロジェクトが横行し「仮想通貨 = 怪しい」というイメージがついたのもこの時期です。
翌年2018年にはFacebookやGoogleによる仮想通貨関連の広告禁止や
コインチェックのハッキング事件、ICO規制強化などを受けて
バブルは崩壊し、再び4万円近くまで価格は落ち込みました。
3度目の半減期
1回目、2回目の半減期の高騰を受けて
3回目は半減期の少し前から価格高騰しました。
更にDefiブームの到来などを受けて
過去最高値の250万円台にまで高騰したのが2020年です。
現在、ビットコイン過渡期?(2021年~?)
2021年はビットコインにとってビッグニュースが大きく
これまで参入していなかった大企業や著名人がビットコインを大きく取り扱うようになりました。
※テスラ社のイーロンマスク氏などが有名なところです。
更には取引所のコインベースがナスダック上場したことを受けて
過去最高の700万円に到達!
2010年に7円の価値だったビットコイン。
1万BTCでピザ食って喜んでた頃を考えると
今や1BTCで700万円です。。。
果たして今はビットコインの過渡期でしょうか?
それとも2030年、2040年には
「え?!昔ビットコインって
700万円しか無かったの!?安っ」
なんて言っている将来があるのかもしれません。
【関連記事】ビットコインがいつ1000万?いつ1億となるか?予測モデルから見える未来
まとめ。ビットコインはどういうタイミングで価格推移してきたか?
2つタイミングがあると思います。
・大企業の参入や、著名人のツイートなどのような外的要因
・ビットコイン半減期
外的要因については、今後も様々な大企業の参入やビッグイベントなどがある可能性はあります。
また、最近では国家単位でのビットコインを法廷通貨とすることの決定などがあり
このようなタイミングでビットコインは値上がりしてきました。
ただし、これらについてはいつイベントが起こるかは分かりません。
今後も十分に起こりうるとは思いますが、予測するのは非常に難しいです。
一方でビットコイン半減期については
タイミングはほぼ確定しています。さらに終了のタイミングも確定しています。
およそ4年毎に行われ、2140年が最後の半減期と設定されています。
これに関しては、今までは半減期のタイミングの前後で確実にビットコインは値上がりしてきました。
これからも半減期のタイミングでビットコインの利益を享受することは出来るかもしれません。
ただし、過去3回がそうであったとしても、今後の半減期が同じように価格が上がる保障は
もちろんありません。
※ビットコインをはじめとする仮想通貨は非常に価格変動の激しい商品であり
元本保証もありません。あくまでも余裕資金で、かつ自己責任での購入を強くおすすめします
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ビットコインの税金についてはこちらの記事でも取り上げました。
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