GビズIDで社会保険の電子申請をする流れ【届書作成プログラム】

GビズIDで社会保険の電子申請をする流れ【届書作成プログラム】

昨今義務化が騒がれている「社会保険の電子申請
ガイドブックを取り寄せても

何がなんだかわからーん!

という事務の方いらっしゃるかと思います。

GビズID取得はプライム?メンバー?なにそれ?
電子証明書取得しろって書いてるけどいるの?お金かかるの?
届書作成プログラムは使わなきゃいけないの?
・元々の労務管理ソフトは使えないの?
e-GOVってなに??届書作成プログラムで申請じゃ何がだめなの

疑問はどんどん湧いてきます。1つ1つ順に見ていけばとても簡単です。
じっくりみていきましょう。

GビズIDで社会保険の電子申請をする流れ【届書作成プログラム】

この記事では
社会保険の電子申請をするには

・GビズIDプライムとメンバーは必要か?
・GビズIDとったらどうしたらいいの?
・電子証明書って取ったほういいの?
・届書作成プログラムって何のために必要?
・e-GOVは使うの?

といった疑問を超簡単に説明します。

この記事の信頼性

私は2021年4月、GビズIDは事業再構築補助金の申請検討のために取得しました。
またそれを使用して7月の算定基礎届を電子申請する予定です。
上記にあたって各方面へ相談した結果を1つの記事にまとめました。

では、みていきましょう。

関連記事として
最大6000万の補助金が受け取れる事業再構築補助金についてはコチラ

まずはこの補助金から!小規模事業者持続化補助金を実際に採択を受けた記事はコチラ

社会保険の電子申請をする流れ

まずはこの図を見てください。
全体の流れとそれぞれについての補足を加えた図です。

こちらの図は年金機構のHPのこのページを参考に作りました。

リンク:日本年金機構

申請までは3ステップあります。

ステップ① 利用準備
ステップ② 届書の作成
ステップ③ 申請

1つ1つ見ていきましょう。

GビズIDの取得と電子証明書【利用準備】ステップ1

ステップ①の利用準備は2つの工程があります。

・GビズIDの取得
・電子証明書

GビズIDの取得

まずはGビズIDを取得しましょう。

GビズIDとは? →法人で行政手続きを電子申請するために必要なID

GビズIDプライム
→必ず必要なIDです。まずはこれを取得しましょう。
会社の代表者(代表取締役)の情報をもとに取得するIDです。
取得申請はコチラのページから →GビズIDホーム

GビズIDメンバー
→GビズIDを使用して電子申請する担当者用のアカウントです。
プライムIDよりは権限が少ないですが、アカウント申請はメールアドレスとSMSの使用できる携帯電話があればOKです。

代表者自ら電子申請するよ!という会社以外は
プライムとメンバー両方のアカウントを取得しましょう。

※プライムは承認に時間がかかるため期限に余裕をもって申請しましょう

電子証明書について

電子証明書とは・・・?

そのアカウントが本人かどうか認証機関が証明するもの
※現実世界の「印鑑証明書」のようなもの

電子証明書については社会保険の申請では使いません
税金関係の申請をするとなった場合に必要な証明書のため
今回のような社会保険の申請をする場合には不要ですので
この工程はスキップしてOKです。

取得には別途費用が発生します。

届書作成プログラム【届書の作成】ステップ2

次は実際に「届書」を作成する工程です。
この工程では以下の2通りのいずれかのツールを使用します。

・社内で使用している労務管理ソフト
・届書作成プログラム

上記のいずれかを使用して「CSVファイル形式」で申請ファイルを作成します。
基本的にはどちらでもOKですが、それぞれの特徴を解説します。

届書作成プログラム

日本年金機構で用意しているソフトウェアであり
日本年金機構HPからダウンロードして使えます。

メリット

・このソフトウェアを使用して作成する届書(CSVファイル)は
申請様式に沿ったものであるため間違いがない
・届書の作成~申請までを1つのソフトで完結できる

デメリット

・初期設定として被保険者情報を入力する必要がある。(社員数が多いと大変

※ただし、情報が入ったCDを使ったり(地域の電子申請サポートに問い合わせると郵送してくれる)労務管理ソフトで出力できるCSVファイルを読み込ませると自動で初期設定が行われる

社内で使用している労務管理ソフト

メリット

・普段使用しているソフトなので改めて被保険者情報を入力する必要が無い

デメリット

・バージョンが古かったり、使用するソフトウェアによっては
「申請」が可能なCSVファイルが正常に出力されない可能性がある

「初期設定」は大変ではありますが、一括処理できる仕組みもあるので
申請までを1つのソフトで完結できる「届書作成プログラム」を使用することをおすすめします。

【関連記事】届書作成プログラムの初期設定ーターンアラウンドCDの取り込み方ー

ここまでで「申請ファイル(CSVファイル形式)」の作成が完了。
あとは実際に申請をする工程です。

届書作成プログラムかe-GOVか【申請】ステップ3

最後の申請は下記のどちらかから申請を行います。

・届書作成プログラム(ステップ2で使用したソフトと同じ)
・e-GOVシステム

この2つは何が違うのか?

申請できる内容に違いがあります

届書作成プログラムは以下の内容が申請可能です。

  • 被保険者資格取得(喪失)届
  • 月額算定基礎届
  • 月額変更届
  • 賞与支払届
  • 被扶養者異動届
  • 第3号被保険者関係届

上記申請以外は全てe-GOVで申請する必要があります。
e-GOVは上記申請もそれ以外も全ての申請が可能です

おすすめとしては

①電子申請に慣れるまでは「届書作成プログラム」で申請を行う。
②各種申請を段階的に電子申請化する過程でe-GOVに移行していく

とするのが良いかと思います。
実際「義務化」されている申請は全て「届書作成プログラム」で申請可能です。
※2021年5月時点

社会保険の電子申請についてはこちらの本がおすすめです。
何冊からいろいろと読んだ中で分かりやすくまとめてあり、電子書籍なので気軽に読めて良かったです♪

まとめ

社会保険の申請のポイントは以下になります。

  • gビズIDはプライムとメンバーがある
  • 電子証明書は社会保険申請に関しては不要
  • 届書作成プログラムは使ったほうが良い
  • 将来的にはe-GOVによる申請も必要となる

といったところでしょうか。
これから7月の算定基礎届が控えてます。
ぜひ電子申請に挑戦してみてはいかがでしょう。

GビズIDを使った最大6000万の事業再構築補助金についての記事はコチラから

まずはこの補助金で!小規模事業者持続化補助金の採択を受けた記事はコチラから

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なかマネ

30代になり「将来(老後)」を考えるようになり資産形成を開始。仕事の残業でなかなか株価をチェックすることが難しいですが、そんな私でも出来る投資方法として「オルカン」にはまりました。このブログでは、「オルカン」について徹底的に分析をし同じく30代から投資を始める、私のように「株価を毎日チェックせずとも投資したい!」というサラリーマンの方に向けて私の学んだ内容を初心者向けに私なりに解説していきます。同じ初心者だからこそ分かりやすい記事に出来ると思います!たまに仮想通貨やETFについても勉強した内容をアウトプット。飲食店経営経験もあるのでそちらのノウハウもアウトプット!