オルカンの日本除くと除かない。日本除くを選ぶな!30代積立NISA

オルカンの日本除くと除かない。日本除くを選ぶな!30代積立NISA

積立NISA人気銘柄の1つ

eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)通称オルカン

このファンドを買おうとした時に目に入るもう一つのファンド

eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)

これはなんぞや!?日本除いた方がいいの??

今回の記事では

・オルカンを買う場合、日本は除いた方がいいのか?
・日本除くと、除かない通常のオルカン。どっちがお得?

この疑問について解説していきます。

この記事は次のような方におすすめです

・30代40代で老後資金に向けて積立NISAを始める
・積立NISAをリスクの少ないファンドに組みなおしたい

積立NISAで長期的に資産を積み立てる人向けです。

では、日本除くと除かない。どちらが良いかみていきましょう

オルカンの日本除くと除かない。日本除くを選ぶな!30代積立NISA

結論から言います。

老後資金目的として資産形成をしているのであれば「日本除く」を選ばないほうがリスクが低いです。

eMAXIS Slim全世界株式 →以降、「オルカン」としますと

eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)→以降、「日本除く」とします

この2つの過去の運用成績、手数料の低さはほとんど一致しています。

では、どちらを選んでも一緒なのか?

いいえ。どちらを選んでも一緒ではありません。

ここからは

・なぜ「日本除く」を選んではいけないのか?
・それぞれのファンドはどの程度差があるのか?

について詳しく見ていきます。

eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)

こちらのファンドの実態を見てみましょう。

意外にも設立は2018年3月19日とオルカンより早いです。

オルカンの設立は2018年10月31日

設立時の基準価額は9973円
4年後の2022年3月は16298円でした。

設立来の年平均は13%と高い運用成績となってます

手数料は0.1144%。

こちらは「オルカン」と全く同じ手数料となってます。

「日本除く」と「オルカン」比較してみた

まとめてみた表が次のようになります。

日本除くオルカン
設立年月日2018/3/192018/10/31
平均リターン13%13%
現在(2022年11月)
の基準価額
17513円17199円
手数料0.1144%0.1144%

これを見ると

どちらもほとんど変わらない

ということが分かるかと思います。

なぜ変わらないのか?

この要因は
オルカンの組み入れ上位銘柄、および構成する国の割合によるものと思われます。

No組み入れ上位銘柄業種国・地域比率
1APPLE INCテクノロジーアメリカ3.6%
2MICROSOFT CORPソフトウェアアメリカ3.3%
3AMAZON.COM INC小売アメリカ2.2%
4TESLA INC自動車アメリカ1.2%
5ALPHABET INC-CL Aメディアアメリカ1.2%
6ALPHABET INC-CL Cメディアアメリカ1.2%
7FACEBOOK INC-CLASS Aメディアアメリカ1.1%
8NVIDIA CORP半導体アメリカ0.9%
9TAIWAN SEMICONDUCTOR MANUFAC半導体台湾0.7%
10JPMORGAN CHASE & CO銀行アメリカ0.7%

このように、上位のほとんどを米国株が占める結果となっており、米国の景気の状況を色濃く受けているというのが現在の状況であり、日本の結果が良くも悪くもほとんど反映されなかったためです

【関連記事】米国の金利上昇、ロシア情勢はオルカンにどう影響を与えたか?
気になる方は次の記事をチェック

「日本除く」を選んではいけない理由は2つ

コツコツと資産運用

これまで見てきた内容から、どちらも運用成績や手数料が共に変わりないことが分かりました。

では、結局どちらを選んでも良いということなのでしょうか?

「30代、40代から老後資金に備えて資産形成をしたい」
このように考えて積立NISAをする方であれば

私は断然、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)を勧めます

理由は次の2つになります。

・日本を含めることでより分散投資が可能
・純資産額の大きさ

日本を含めることでより分散投資が可能

これまでは米国株1強の時代が続いたことで、日本を含めても含まなくても運用成績は変わらないという結果となってます。

これから積立NISAを始めるのであれば

・日本が躍進した場合 →日本含むオルカンであれば恩恵を受けれる
・日本が衰退した場合 →現在のオルカンでの日本の割合はかなり小さいためほぼ影響なし

どちらに転んでもリスク少なく恩恵を受けれる可能性があります。

日本除くを選択していた場合、日本躍進時の恩恵は受けれません

そもそも全世界に幅広く分散投資することで利益を得るオルカンです。
日本だけピンポイントに外す必要は無いと思います

純資産額の大きさ

純資産を見てましょう。

・日本除く →1845億円
・オルカン →7356億円

4倍近い純資産の差となってます。

純資産が大きいと何が嬉しいのか?
純資産が少ない = 資金が流出している = 株を買う資金が無くなる
純資産が少ないファンドは、売られすぎた場合は途中で運用をやめてしまうことがあります。
そうならないためにも一般的には「純資産は大きいほうが良い」とされています

1845億円もファンドの中ではかなり大きいほうではありますが、やはりオルカンの7356億円の安定感にはかなわないと思います

下落局面こそ富の源泉!個別銘柄に仕込むならこれ

積立NISAのオルカンは長期投資が大前提で、ローリスクではあるもののリターンはやはり小さいです。

5年程度で個別銘柄で当てたい!

こういう方は多いと思いますが、ただし今は下落局面でどのセクターの株も下がっていてかつ初心者にはかなり難易度の高い局面です。

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私は積立NISAで将来のために投資をしつつ、余裕資金で個別銘柄などで稼ぐことを行っております。

初心者が闇雲に個別銘柄を選定するのではなく、この教材から学びそして最後は自分の考えで実際に投資をすることで、大きいリターンと次に確実につながる知識を得ることができます。

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こちらの厳選10銘柄の正しい使い方や詳細を知りたい方は次の記事にわたしの購入した結果をまとめてありますのでぜひどうぞ

まとめ

オルカンを購入しようとしたときに、投資家を妙に悩ませる「日本除く」ファンド

今回はこちらについてまとめてみました。

結論としては、長期分散投資であれば日本だけ除く必要は無く、オルカンにドルコスト平均法で毎月積み立てるのが最もローリスクに資産形成を出来る方法であると思います。

とはいえ20年30年の長期投資は長いです。
投資資金以外の余裕資金で細かくお金を稼ぐには個別銘柄、FXなどが勉強にもなるので良いです。

私自身はFXも少額ながらやってますが、LINE FXが個人的にはUIが使いやすいという印象です。

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なかマネ

30代になり「将来(老後)」を考えるようになり資産形成を開始。仕事の残業でなかなか株価をチェックすることが難しいですが、そんな私でも出来る投資方法として「オルカン」にはまりました。このブログでは、「オルカン」について徹底的に分析をし同じく30代から投資を始める、私のように「株価を毎日チェックせずとも投資したい!」というサラリーマンの方に向けて私の学んだ内容を初心者向けに私なりに解説していきます。同じ初心者だからこそ分かりやすい記事に出来ると思います!たまに仮想通貨やETFについても勉強した内容をアウトプット。飲食店経営経験もあるのでそちらのノウハウもアウトプット!