厚切りジェイソンが勧めるVTIとSNSで人気の積立NISAオルカン。どっちを選ぶ?

厚切りジェイソンが勧めるVTIとSNSで人気の積立NISAオルカン。どっちを選ぶ?

30代40代になると、60歳以降の老後資金として資産運用を考える時期だと思います。

私自身も36歳で投資に興味を持ち
2年間の勉強ののちに、積立NISAでオルカン投資を38歳から開始しました。

始める際に悩んだのは

・厚切りジェイソンさんお勧めのVTI積立にするべきか?
・積立NISAでオルカンにするべきか?

今回の記事では、この2つを比較。
それぞれどのような人に向いている投資先かを見極めていきたいと思います。

この記事は

・30代40代で老後資金のために積立投資を始めた人

・オルカンとVTIどっちにしたらいいのじゃーって人

・積立NISAを始めてみよう!という人

こんな方におすすめの記事となってます。

厚切りジェイソンが勧めるVTIとSNSで人気の積立NISAオルカン。どっちを選ぶ?

VTIは厚切りジェイソンさんが書籍で勧めたこともあって
投資の初心者にも幅広く知られるETFとなりました。

VTIはバンガード社が提供しているETFで
米国の約3800銘柄(投資可能銘柄のほぼ100%)を対象にしていることが大きな特徴です。

S&P500よりも投資銘柄が多く、全米そのまままるっと投資するというイメージです

一方のオルカンは、全世界対象。

つまり

全世界と全米 どっちがいいの?

という話になります。

また、VTIはETFです。オルカンは積立NISA対象。

ETFと積立NISAどっちがいいの?

この記事では、この2つの疑問を初心者向けに解説します。

簡単用語解説
ETF ・・・ 上場投資信託。通常の個別株と同様の買い付けが出来るのが特徴です。
積立NISAでの購入は出来ません

積立NISA ・・・投資信託で得られる分配金や譲渡金が非課税となります。
※20.315%の税金が通常であれば発生しますが、それがかかりません

老後資金には厚切りジェイソンお勧めVTIが最適か?徹底分析

まずは厚切りジェイソンさんが2億円を形成したというVTIから
見ていきましょう。

僕が思うVTIのイメージを一言でいうなら

米国最強が続く限り安泰のETF!運用コストも安い!

ですね。

VTIについて、細かく見ていきましょう。

2022年直近のVTI成績

2022年の米国株は全体的に下落傾向にあります。

VTIは2022年1月から2022年6月の半年で

25%安

S&P500は24%安でした。ほぼ同等の下げ幅となります

2022年米国は、急激なインフレ退治を名目に
利上げと量的引き締めに移行しています。

今回の利上げ幅は実に30年ぶりの利上げです

さらに2022年7月以降も大幅な利上げが予定されていることを考えると
2022年だけみれば米国株は弱気相場が続くことが予想されます。

金利と株価(特にPERが高いハイテク株(GAFAMなど))はシーソーの関係にあり
金利が上がると株価が下がる傾向にあります。

過去10年のVTIの成績

2010年から2022年のVTIの株価は

13%の成長率でした

S&P500同様にかなり高いリターンとなった10年間でした。

ただし2001年から2011年の10年間は成長が無く
55ドル付近を上がったり下がったりしていました

短期間で見れば成長が著しくない時期もありましたが
やはり長期的に見れば飛躍を遂げてきたVTIであると言えます

2023年以降のVTIの予想

「早ければ年末にもリセッションに陥る可能性があるものの、6カ月程度の通常のシクリカルな低迷で済む可能性が高い。つまり、投資家は現在、ディフェンシブ株に一段と注目する必要があるが、2023年にはリセッションが終わり、新たな強気相場が訪れるという点は良いニュースだ」と指摘した

bloomberg

このように、2024年以降にリセッションを経て再び米国株が上がっていく予想が出されています。

VTIのコストについて

VTIはバンガード社が運用するETFです。

バンガード社が運用するETFの平均コストは0.08%であり
2017年あたりは、業界最安のコストを売りとしていました。
当時の業界平均コストは0.3%でした。

ただし、最近は他社のETFも手数料をどんどんと下げてきているため
突出してコストが安いという印象は昔ほどはありませんが
それでも低いコストをバンガード社としては維持していると思います。

VTIに関しては年率0.03%となってます(2022年2月時点)

ETFは個別株と同等の購入方法となるため
購入時などのコストは証券会社によって異なります

VTIの配当金と税金について

VTIは配当があります。

配当の割合はおよそ1.45%となってます。

VYMやSPYDなどの高配当ETFと比較すると見劣りしますが
全米3800銘柄への分散投資であるローリスクを考えると
私は1.45%の配当は悪くないと思います

投資信託と違い、「自動再投資」が出来ません。
配当金は一度受け取り、そこから再投資をしないと複利効果は狙えません

この配当金には約20%の税金がかかります。
たとえば年間で10000円の配当金があった場合に、実質受け取れるのは8000円となります

積立NISAでオルカンを選ぶべきか?徹底分析

次に、オルカンについてみていきましょう。

オルカンとVTIの決定的な違いは

積立NISAの対象となっているかどうか

だと私は思います。

積立NISAとは?
年間で40万円、最大20年間分の株による利益が非課税となります。
通常は約20%の税金が利益にかかりますが
積立NISAで投資した分に対してはこの20%税金が無く、満額受け取ることが出来ます

オルカンは、この積立NISAで投資をすることができ
一方のVTIは積立NISAでの投資は出来ません。

一般NISA枠でVTIへの投資は行えますが
積立NISAとNISAの併用はできません。

一般NISAの場合は対象期間が5年間と短いです。
20年かけて老後資金のために資産運用を行うのであれば
積立NISAのほうがシステムとしてはお得になってると私は思います

2022年直近のオルカンACWI指数の動き

2022年に影響のある出来事としては

・ロシアによるウクライナ侵攻
・利上げによる米国株下落

ロシア株の影響がある分、VTIよりは不利な感じもしますが実際には
ACWI指数は2022年1月から2022年6月の半年で

24%安

VTIに近い下落率でした。

ロシア株については、元々保有率が0.5%未満であったことと
ベンチマーク指数からロシア株が除外されています

過去10年のオルカンACWI指数の動きと2023年以降の予測

ACWIの推移 ※2008年から算出開始

数値
2010年45ドル
2015年60ドル
2022年100ドル

2010年から2022年で年率7%の成長率です。
VTIの13%と比較すると見劣りする結果となりました。

米国1強の時代に米国にフルコミットするかどうかの違いがここに出ていると思います。

2023年以降についても
良くも悪くも米国株に引っ張られつつも、米国株が高騰した場合に
その恩恵を全て受けれるわけではないということになります。

オルカンの運用コスト

コツコツと資産運用

オルカンの正式名称は

eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)です

eMAXIS Slimシリーズは

・販売手数料
・信託財産留保額

この2つが無料。かつ、Slimシリーズは「とにかくコストにこだわる」がコンセプトとなっており
信託報酬に関しても低く抑えられてます。

信託報酬は0.1144%

バンガード社運用のVTIと比較するとかなり高いコストとなりました

オルカンの配当の再投資について

オルカンは投資信託であるため、配当について

・受取型
・再投資型

この2つから選択することが出来ます。

20年以上の長期投資で老後の資金にと考えているのであれば
私は断然「再投資型」をおすすめします。

配当を再投資していくことによって
「複利」の効果を最大化することが出来ます。

さらに積立NISAで投資することによって、分配金が非課税となるため
より最大で雪だるま式に複利で資産を増やすことが出来ます。

結局オルカンとVTIはどっちがいいのか?

今までの結果をまとめてみましょう

項目VTIオルカン
2022年の下落率25%安24%安
過去12年の年率13%7%
年間コスト0.03%0.1144%
積立NISA対象外OK
配当金の再投資自分でやる自動

年間コストの安さ、過去12年間のリターンなどを考えると
VTIが良いように感じますが

オルカンの優っている点は、これまでの説明にあるように

・積立NISAによる非課税

・分配金が自動で再投資できる

・米国以外の国にも分散投資が出来る

ここにあると思います。

これらのメリットによって

時間が取りづらい30代40代の方の老後資金を目的とした長期投資
にオルカンは向いていると思います。

私が考えるVTIが向いている人は次の通りです。
・配当金の再投資を自分で定期的に行う
・米国経済の状況をチェックし、ポートフォリオ見直しを自分で行う
・米国1強がしばらく続く!と考えている

個別銘柄の投資と比較すれば「放置」には向いているとは思いますが
オルカンと比較するとなると、放置といえども多少の知識や手間は必要になると思います。

一方、オルカンが向いている人は次の通りです
・株の情報を逐一チェックすることが難しい
・配当金に関しては自動で再投資したい
・ローリスクローリターンで老後資金を積み立てたい

時間の取りづらい人にとって、幅広い分散投資によるローリスクローリターンで
かつ毎月定額の積立NISAによる非課税投資。

そして配当も自動再投資が出来るため「完全放置スタイル」
に向いているのがオルカンであると私は考えます。

私自身、30代後半から投資を始めましたが
サラリーマンであるため日々の残業や休日出勤をしながらの投資であることを考え
完全放置に近い投資の「オルカン」への積立を選択しました

投資で重要なのは

自分で考えて自分で納得して投資をする

これが重要です。

ここまでの内容を自分なりにかみ砕いて、ぜひ投資をしてみてください。

オルカン投資におすすめな証券会社

投資をするならSBI証券のネット証券が手数料も安くおすすめです。※私も使っています

金融商品仲介業者ネクシィーズ・トレードならSBI証券の無料電話サポート窓口があるので安心です。
口座開設は無料なので、まずは口座を作ってみるところから始めてみましょう

将来に向けた積み立て投資で安全に資産を増やしつつ
余裕資金(全体の5~10%)を個別銘柄でトレードするのも手です。
私は↓から情報を得つつ、自分で理解したうえでトレードも行い
得た利益はオルカンに追加しています。

更に、余裕資金の範囲内でのFXも(必ず余裕資金で行いましょう!!)

これらで得た利益を全てオルカンにつぎ込むことで将来のリターンを大きくして
安心の老後資金を貯めてます

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なかマネ

30代になり「将来(老後)」を考えるようになり資産形成を開始。仕事の残業でなかなか株価をチェックすることが難しいですが、そんな私でも出来る投資方法として「オルカン」にはまりました。このブログでは、「オルカン」について徹底的に分析をし同じく30代から投資を始める、私のように「株価を毎日チェックせずとも投資したい!」というサラリーマンの方に向けて私の学んだ内容を初心者向けに私なりに解説していきます。同じ初心者だからこそ分かりやすい記事に出来ると思います!たまに仮想通貨やETFについても勉強した内容をアウトプット。飲食店経営経験もあるのでそちらのノウハウもアウトプット!