食品の通販始める人が最低限知っておく5つのこと【必要な資格など】

食品の通販始める人が最低限知っておく5つのこと【必要な資格など】

食品の物販(通販)を始めるにあたって

これだけは最低限知っておきましょう!」という5つのことをまとめました。

これから物販を始めようとしている方、また既に始めている方も
「知らなかった」では済まされない話も多々あるので
是非一度目を通してみてください。

この記事は知識ゼロからラーメン店が物販(通販)を始めたストーリの第七話です。
前回の記事はコチラから

最初から読みたい人はコチラから(物販の知識が短時間で身に付きます。おすすめ!)

食品の通販始める方が最低限知っておく5つのこと【必要な資格など】

食品の通販を始める方が最低限知っておく5つのこと

・必要な営業許可(資格)
賞味期限について
価格の決め方
容器の選び方
ラベルに書かなければいけないこと

の5つです。

知らずに販売している場合「違法」であったり
またまた「大損」している場合も・・・
そうならないためにもこの記事は要チェックです!

この記事の信頼性

私はラーメン店を2店舗経営してますが
2020年2月よりEC・物販販売をスタートしました。
物販知識ゼロからのスタートであったため
何度もトライアンドエラーの繰り返し
2019年2月から販売までの1年間は失敗の連続でしたが
そのおかげで今があります。

この記事を読むことで

・必要な営業許可
・失敗しない賞味期限と価格の決め方
・売上を伸ばす容器の選定
・法律に沿ったラベル作成

が学べます。なによりも

私の失敗談をもとにしているため同じ過ちをしなくて済む

これがほんと大きいです。
では、みていきましょう。

通販・物販に必要な営業許可は?

まずは営業許可を確認しましょう。
結論から言うと

OEM発注を使う場合は、必要な許可は食品衛生法のみ
自社開発の場合は相当の許可が必要
 例:みそ製造業、めん類製造業、瓶詰食品製造業 などなど多数

営業許可についてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事を

また、OEM発注って何?という方はコチラの記事をどうぞ

賞味期限の設定は出来てる?根拠は明確?

次に必要なのは商品の「賞味期限」です。
こちらの結論は

根拠に基づいた賞味期限の設定が必要!
また、短いと売れる販路が極端に狭くなります。

賞味期限は、長くないと販売ルートがかなり制限されてしまいますが、
適当に長くすればいいってものではもちろんありません
※長くする方法もあります。
しっかりと賞味期限の設定を行い、適切な販路で販売しましょう。

こちらについて詳しく学びたい方はコチラの記事を参考に

失敗しない価格の決め方

価格決めは超重要です。

・決めた価格は上代(希望小売価格)としてどの販売ルートにも基本的には適用されます。
・あとで変更したいと思っても「値上げ」はなかなかしづらいです

どのレベルまで販売を拡げたいかによって材料費の比率を決めておかないと
「小売店からの受注が決まりました!」というときに
利益がとれない・・・ということにも

・店舗販売なら →原価率は自由に決定
・小売店へ卸すなら →原価率は40%
・カタログ販売へ卸すなら →原価率は30%

価格をどのように決めるべきか?の詳しい記事はコチラ

売上を伸ばす容器の選定

食品を入れる容器も重要なポイントとなってきます。

・種類
・形状
・容量

の観点から決めましょう。

容器の種類、形状について

食品を入れる容器はいろいろな種類があります。

・瓶
・ペットボトル
・レトルトパウチ―

などなど本当にたくさんの容器の種類があります。

容器の種類によって「賞味期限」が変わってくる場合もあります。
OEM発注を行う場合は「賞味期限」含めてOEM先と相談することをおすすめします。

※細かく言えば容器への「充填」の仕方によっても賞味期限は変わってきます。
※作成から充填の工程でいかに菌を入れないかがポイントです。
※例えばレトルトパウチ―は賞味期限が長く確保できます。

OEM発注の場合は容器のサンプルを数種類貰えると思いますので
そこから見た目も含めて選びましょう。

自社の場合は業者に直接連絡をして見積及びサンプルを要求する必要があります。

容量について

容量は「もう少しあったらいいのにな」というくらいがちょうどよいです。
ギリギリ満足できないくらいの量が望ましいです。

通販は在庫を抱えるため、リピーターになってもらうことが最重要です。
その際に「あと一歩たりない量」のほうがリピートしてくれる率が高いです。

味ではもちろん満足していただきますが
量に関しては「やや少な目」を心掛けると売れる商品となるでしょう。

ラベルについて

ラベルについて考えるべき点は

・色の使用数(デザイン)
成分表示の内容
一括表示の内容

色の使用数

ラベルに関しては印刷を業者に依頼することかと思います。
色の数によって金額がかなり変わってきます。
2色(白と赤、白と黒など)が最も安く
写真入りとなると高額になります。

商品の原価にも関わってくるため早い段階で
自分の思い描く商品のラベルがどの程度の価格帯か見積もりをとっておく
動きやすいです。

食品表示のラベル・シールも【ラベル印刷・シール印刷.com】にお任せください!

コチラのサイトで見積をとることが出来ますので(そのまま発注も可能です)
ぜひご活用ください。

※私はこのサイトと、もう一つ別のサイト、オフラインの印刷会社と
3社見積もりを取りましたが、コチラのサイトが一番金額的に折り合いがついたため
コチラで依頼しました。

デザインについても「自分でデザインして画像データで納品」すると安くなる業者さん
なども多いので(ざっくりとしたイメージを伝えるだけでデザインしてくれたりもします)
色々と見積もりをとってあたってみることをお勧めします。

成分表示の内容

成分表示とは

のような表示です。

成分表示については

2020年4月1日から新たな食品表示制度が完全施行となり、栄養成分表示が義務化されました。
2020年3月31日までに製造された食品については従前の表示がなされているものもあります。このため、
当面の間は従前の表示がなされた食品も販売されています。

容器包装に入れられた一般用加工食品及び添加物には、食品表示基準に基づき、栄養成分の量及び熱量の表示
(栄養成分表示)が義務付けられています。
また、栄養成分の量及び熱量について強調表示をする場合には、含有量が一定の基準を満たすことが必要です。

消費者丁HP

このように義務化されており表示順など厳しく決まってます
OEM発注の場合はOEM受注側でここまで対応してくれると思いますのでお任せでOKです。

自社開発の場合は食品表示法をしっかりと読み込み対応する必要があります。

一括表示の内容

一括表示とは

のような内容です。

※先に述べた「成分表示」も広義の意味で「一括表示」に含まれます。

食品販売時のラベルに記載しなければいけない内容は

・名称
・原材料名
・内容量
・賞味期限
・保存方法
・製造者の名称と住所

これらを「一括」で表示するため「一括表示」と呼ばれてます。

特に「原材料名」については細かく記載方法が定められているため注意が必要です。(表示順や句読点の位置など)

OEM発注の場合はOEM先にお願いしたほうが良いでしょう

まとめ

食品の通販を始める方が最低限知っておく5つのこと

・必要な営業許可(資格)
・賞味期限について
・価格の決め方
・容器の選び方
・ラベルに書かなければいけないこと

いかがでしたでしょうか。

特に価格、賞味期限については販売始めてからは修正が困難だったりしますので
最低限これら5つについては納得のいく状態になってから販売開始に乗り出すべきでしょう。

ここまで来たらいよいよ販売開始です!

ネット販売の始め方についてはコチラの記事

1年間物販をやってみた結果はコチラの記事

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なかマネ

30代になり「将来(老後)」を考えるようになり資産形成を開始。仕事の残業でなかなか株価をチェックすることが難しいですが、そんな私でも出来る投資方法として「オルカン」にはまりました。このブログでは、「オルカン」について徹底的に分析をし同じく30代から投資を始める、私のように「株価を毎日チェックせずとも投資したい!」というサラリーマンの方に向けて私の学んだ内容を初心者向けに私なりに解説していきます。同じ初心者だからこそ分かりやすい記事に出来ると思います!たまに仮想通貨やETFについても勉強した内容をアウトプット。飲食店経営経験もあるのでそちらのノウハウもアウトプット!