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30代投資初心者の積立NISA。オルカンとS&P500はどっちに投資するか

オルカンのアイキャッチ画像

積立NISAで老後資金に向けて投資を始めた人も多いのではないでしょうか?

積立NISAでおすすめに必ず上がってくる投資先はコチラ

・eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー) →われらがオルカン!

・eMAXIS Slim米国株式(S&P500) →米国の有名企業500に投資!

・SBI・V・S&P500インデックスファンド →バンガードS&P500!

他にもありますが、色々見てると必ずといっていいほど迷うのは

全世界と米国 どっちがいいの!?

この疑問についてみていきましょう。

この記事は

・30代40代で老後資金のために積立投資を始めた人

・オルカンとS&P500どっちにしたらいいのじゃーって人

・積立NISAを始めてみよう!という人

こんな方におすすめの記事となってます。

目次

30代投資初心者の積立NISA。オルカンとS&P500はどっちに投資するか

今回は運用会社が同じ次の2つを比較してみたいと思います。

・eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー) →われらがオルカン!
・eMAXIS Slim米国株式(S&P500) →米国の有名企業500に投資!

結論から言います。

項目S&P500オルカン
2022年の下落率24%安24%安
過去12年の年率13%7%
年間コスト0.0968%0.1144%

このように、過去の運用成績やコストともに
現状ではS&P500がオルカンを上回っています。

では、S&P500がいいのか?

私自身は

米国がこれからもずっと強い!!

と考えるかどうかによると思います。

それぞれの運用成績とコスト面
そして何故上記のような結論となったかを詳しく見ていきましょう。

これから投資を始める人、始めたばかりの人は必須の知識です。
是非最後まで読んでいってください。

積立NISAでS&P500を選ぶとどうなる?徹底分析

まずは米国の主要指数S&P500について、次のような内容で詳しく見ていきます。

・2022年直近のS&P500の成績

・過去30年のS&P500の成績

・2023年以降のS&P500の予想

・S&P500の運用コスト

2022年直近のS&P500の成績

2022年の米国株は全体的に下落傾向にあります。

S&P500指数は2022年1月から2022年6月の半年で

24%安

2022年はテーパリング後の金融引き締め
更にはコロナ禍からのインフレに直面し、2022年6月には0.75%の利上げが行われました。

この利上げは実に30年ぶりの利上げです

2022年だけみれば米国株は弱気相場が続いています。

過去30年のS&P500の成績

では、過去はどうだったでしょう?

S&P500指数の推移は次のようになっています。

数値
1990年317ドル
2000年1365ドル
2010年1075ドル
2015年2100ドル
2022年4660ドル

2010年から2022年で見れば年率13%の成長です。

ですが2000年から2010年のようにマイナス成長となる時期もありました。

5年や10年のスパンで見れば成長が鈍化している時期もありましたが
やはり長期的に見れば飛躍を遂げてきたS&P500と言っても過言ではないです

2023年以降のS&P500の予想

「早ければ年末にもリセッションに陥る可能性があるものの、6カ月程度の通常のシクリカルな低迷で済む可能性が高い。つまり、投資家は現在、ディフェンシブ株に一段と注目する必要があるが、2023年にはリセッションが終わり、新たな強気相場が訪れるという点は良いニュースだ」と指摘した

bloomberg

このように、2024年以降にリセッションを経て再び米国株が上がっていく予想が出されています。

S&P500の運用コスト

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)のコストを見てみましょう。

投資信託のコストは次の3つがあります。

・販売手数料 ・・・ 買うときにかかるコスト

・信託報酬 ・・・ 保有している間にかかるコスト

・信託財産留保額 ・・・売却するときにかかるコスト

eMAXIS Slimシリーズは、この3つのうち

・販売手数料
・信託財産留保額

この2つが無料。

かつ、Slimシリーズは「とにかくコストにこだわる」がコンセプトとなっており
信託報酬に関しても低く抑えられてます。

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の信託報酬は
(2022年2月末時点)0.0968%です

100万円の運用をした場合に、年間968円となります

では、次にオルカンを見てみましょう。

積立NISAでオルカンを選ぶとどうなる?徹底分析

オルカンを見ていくにあたって
国・地域別構成比率、および構成銘柄をまずは見てみます。

【関連記事】これらの情報は目論見書から読み解くことが出来ます。
目論見書から見るべき情報は次の記事にまとめました

[nlink url=”https://nakamoney.com/all_country_mokuromisyo”]

No組み入れ上位銘柄業種国・地域比率
1APPLE INCテクノロジーアメリカ3.6%
2MICROSOFT CORPソフトウェアアメリカ3.3%
3AMAZON.COM INC小売アメリカ2.2%
4TESLA INC自動車アメリカ1.2%
5ALPHABET INC-CL Aメディアアメリカ1.2%
6ALPHABET INC-CL Cメディアアメリカ1.2%
7FACEBOOK INC-CLASS Aメディアアメリカ1.1%
8NVIDIA CORP半導体アメリカ0.9%
9TAIWAN SEMICONDUCTOR MANUFAC半導体台湾0.7%
10JPMORGAN CHASE & CO銀行アメリカ0.7%

これを見るとわかりますが

ほぼ米国株 なんです!

ここまで来て察しのいい人ならわかるかと思いますが

ぶっちゃけどっちもそんなに変わらないのでは???

と思いますよね。

果たして本当にそうなのか?
オルカンがベンチマーク指数としているACWI指数を詳しく見てみましょう。

2022年直近のオルカンACWI指数の動き

2022年に影響のある出来事としては

・ロシアによるウクライナ侵攻
・利上げによる米国株下落

ロシア株の影響がある分、S&P500よりは不利な感じもしますが実際には
ACWI指数は2022年1月から2022年6月の半年で

24%安 ※S&P500と同じ下落率でした

ロシア株については、元々保有率が0.5%未満であったことと
ベンチマーク指数からロシア株が除外されています

過去10年のオルカンACWI指数の動きと2023年以降の予測

これまでのACWI指数の動きは次のようになってました。
※2008年から算出開始

数値
2010年45ドル
2015年60ドル
2022年100ドル

2010年から2022年で年率7%の成長率です。

S&P500の13%と比較すると見劣りする結果となりました。

米国1強の時代に米国にフルコミットするかどうかの違いがここに出ていると思います

2023年以降についても
良くも悪くも米国株に引っ張られつつ、米国株が高騰した場合にその恩恵を全て受けれるわけではないということになりそうです。

オルカンの運用コスト

eMAXIS Slim米国株式同様に

・販売手数料
・信託財産留保額

この2つが無料。かつ、Slimシリーズなので「とにかくコストにこだわる」がコンセプト
となっており、信託報酬に関しても低く抑えられてます

信託報酬は0.1144%

100万円を預けた場合は1144円のコストとなります

やはり投資対象が広い分、S&P500よりも高いコストとなりました

結局オルカンとS&P500はどっちがいいのか?結論はこれ

コツコツと資産運用

今までの結果をまとめてみましょう。

項目S&P500オルカン
2022年の下落率24%安24%安
過去12年の年率13%7%
年間コスト0.0968%0.1144%

S&P500めちゃくちゃいいじゃん!!

となりますが、ちょっと待ってください。

S&P500の最大の弱点は米国1択であることです。

世界情勢を考えるとかなり可能性は低いですが
米国1強の時代に終わりがくる可能性はゼロではありません。

そのとき、S&P500に集中していると損失を大きく被ることになります。

オルカンは米国1強の終わりがくるリスクヘッジにもなり得ます

これからも米国1強の時代が続く!何度でも米国は甦る!!

という人はS&P500

米国といえど今後どうなるかはわからない。世界に広くローリスクで分散投資!

という人はオルカン

私はこの選択肢が良いと思います。

私個人としては
おそらく米国1強時代がこれから崩れる可能性は相当低いとは思います。
ただし、私自身がこれから20年先まで積立て老後資金として使おうと資産運用しています。
大きいリターンよりも、リスクが小さくなることを優先したいため
オルカンに積立投資をしています。

5年で利益が出る投資のコツ。20年も待ってられない!

オルカン投資はローリスクな「長期投資」が主です。

20年も30年も待ってられないよ!という方は

自分の資産の3~5%の範囲でハイリスク投資を行うことをおすすめします。

闇雲にやってもリスクだけ負うことになります。
私が一番お勧めするのは次の教材

株歴40年超のプロによる推奨銘柄!

こちらの教材は

・2022年最新の状況(インフレ、利上げ、ウクライナ戦争)に合わせた個別厳選10銘柄が分かる
・株歴40年超の熟練投資家の思考が学べる
・株の勉強の最短ルート。時短で効率良く「世界情勢」と「株式市場」の関連が分かる
・PER、PBRなどの数値的根拠が分かるので、2023年、2024年と自分の力で見極める力がつく

これらのメリットの中でも
何よりも「株歴40年超の熟練投資家の思考が学べる」 このメリットがとても大きいです。
動画とPDFによる講座になりますが
知識を効率的に学ぶことが出来て、次からは自分自身の力で銘柄を選定することが出来ます。

30代40代、PERやPBRから銘柄選定することが出来れば周りに差をつけることが出来ます
勉強、そして短期に利益を上げる意味でも、超超超おすすめです

株歴40年超のプロによる推奨銘柄!

ここで得た利益を更にオルカンなどに分配することで
安全に利益を積み重ねることができます。私自身そうしてきました。
※私は過去2回購入しましたが、動画を見ながら株価をウォッチするだけでチャートが「見える」ようになります

こちらの厳選10銘柄の正しい使い方や詳細を知りたい方は次の記事に
わたしの購入した結果をまとめてありますのでぜひどうぞ

[nlink url=”https://nakamoney.com/gensen10″]

更に、余裕資金の範囲内でのFXも(必ず余裕資金で行いましょう!!)

これらで得た利益を全てオルカンにつぎ込むことで将来のリターンを大きくして
安心の老後資金を貯めてます

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なかマネ

30代になり「将来(老後)」を考えるようになり資産形成を開始。仕事の残業でなかなか株価をチェックすることが難しいですが、そんな私でも出来る投資方法として「オルカン」にはまりました。このブログでは、「オルカン」について徹底的に分析をし同じく30代から投資を始める、私のように「株価を毎日チェックせずとも投資したい!」というサラリーマンの方に向けて私の学んだ内容を初心者向けに私なりに解説していきます。同じ初心者だからこそ分かりやすい記事に出来ると思います!たまに仮想通貨やETFについても勉強した内容をアウトプット。飲食店経営経験もあるのでそちらのノウハウもアウトプット!
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この記事を書いた人

30代になり「将来(老後)」を考えるようになり資産形成を開始。仕事の残業でなかなか株価をチェックすることが難しいですが、そんな私でも出来る投資方法として「オルカン」にはまりました。このブログでは、「オルカン」について徹底的に分析をし同じく30代から投資を始める、私のように「株価を毎日チェックせずとも投資したい!」というサラリーマンの方に向けて私の学んだ内容を初心者向けに私なりに解説していきます。同じ初心者だからこそ分かりやすい記事に出来ると思います!たまに仮想通貨やETFについても勉強した内容をアウトプット。飲食店経営経験もあるのでそちらのノウハウもアウトプット!

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