2020年、2021年はコロナ禍での世界的な株価暴落から
復活を遂げた期間でもありました。
米国の株価はコロナ暴落の2020年4月から現在で2倍に暴騰。
日経平均株価は実に30年ぶりに3万円台に到達。
株価高騰の恩恵を受けた人も多く、またそんな報道や動画を見て
私も資産運用やってみよう!!
と思った人は多いのではないでしょうか?
2022年以降もこのような好況が続くのか?
私は「難しい」と考えます。
・2022年以降は株価は下落?
・2022年からでも資産運用は始めるべき?
・世界の市場はどのように動くのか?
・2022年以降に投資を始める初心者はどうすれば正解か?
この内容についてこの記事では書いていきたいと思います。
この記事はこんな人におすすめな記事です
・2022年から株式投資を始めたい
・投資資金は50~100万
・しばらく使わないお金で投資をして将来に備えたい
・株式情報などを常にチェックすることは忙しくてムリ!
・会社情報の分析とかは難しくてムリ!
2022年から株式投資を始める初心者におすすめな投資方法は?
結論から言います。
2022年も2020年、2021年から散々言われてきたように
米国株ETFへの積み立て投資
これが一番初心者にはおすすめです。
ただし、2022年は2020年や2021年とは大きく異なる点があります。
それは米国における
・テーパリングの加速
・早期利上げの決定
この2つの要因によって米国株は2022年下落または長期で横ばいとなる可能性が非常に高いです。
・なぜ下落または横ばいになるのか?
・下落の可能性が高い中でなぜ米国株ETFなのか?
この内容について、次からじっくり解説していきます。
初心者におすすめの投資の始め方手順
この記事では初心者の方が
・長期的
・分散投資(ローリスク)
の手法で投資する方法を提示していきます。
次の手順に沿って自分の納得のいく投資方法を探しましょう。
投資先をどのように決めれば良いか?の手順
手順①投資対象(国)を考える
手順②個別銘柄にするか、ETFにするかを考える
手順③対象となる指数を考える
手順④証券口座を開設する
2022年初心者おすすめの投資対象を考える【手順①】
まずはどこの国を投資対象とするか考えるとよいでしょう
投資対象は大きくわけて次の4つになります(あくまでざっくりと)
①国内株式
②米国株式
③外国株式先進国
④外国株式新興国
①の国内と②~④の海外での大きな違いは為替リスクがあるかどうかです。
例えば②の米国株を購入し20年後に現金化(円)しようとした時に
購入時よりドル安が進んでいるとその分損してしまいます。
海外への投資には常に「為替リスク」があることを頭に入れておきましょう
2022年からの国内株式への投資
私の個人的な考えとしては国内株式への長期投資はおすすめできません。
2022年現在日本国は次のような懸念材料を抱えています。
・少子高齢化
・日銀のETF買い支え
・低金利状態から抜け出せていない
これらの長期的なリスクを抱えている日本株は
20年~30年先を見据えた長期投資には不向きであると私は考えます。
・少子高齢化による市場規模の縮小
・日銀のETF買いの出口戦略の見通しが立っていない
・米国の金利が上昇していくため投資マネーが国外に流出する
このような要因によって日本株は長期で低迷する可能性が高いと思います。
ただし、個別株投資や、短期トレードならありだと思います。
が、これらの投資方法は初心者向きではありません。
※詳しくはこちらの記事で解説しました。詳細知りたい方はこちらをどうぞ
[nlink url=”https://nakamoney.com/2022japan”]
おすすめの本
→超おもしろいです!
金利が動くと経済がどう動くのか?絵もポップで読みやすい文章でおすすめです
日本の株式市場にはリスクが多く含んでいるため
長期保有には向かないというのが私の意見です。
※国内の個別株への投資を否定しているわけではありません
2022年からの米国株式への投資
2021年は年間21%増という結果を残した米国株。
果たしてこの流れは2022年以降も続くのでしょうか?
2022年以降を占ううえで重要なトピックスを次に挙げます。
・FOMCによるテーパリング開始
・FOMCによる利上げ発表
この2つの要因によって米国株は
GAFAMを始めとする高PER株を中心に長期的に
下降または横ばいとなる可能性が高いです。
ただし、この2つの要因はあくまでも株式市場の健全化につながるため
20年~30年の長期的目線で見れば良い方向に向かうと思います。
そのためドルコスト平均法での「毎月定額の積み立て」が最もおすすめです。
テーパリングや利上げによって米国株はどのような影響を受けるのか?
詳しくは次の記事にまとめたので参考にしてください
[nlink url=”https://nakamoney.com/2022usa”]
私は2022年からの投資も米国株をおすすめします。
※先進国株式について
米国を含んだ場合はほぼ米国株と同一のポートフォリオとなること
また、米国を除いた場合はリスクが大きく新興国株式などと比べて
リターンもリスクも似通っていることから
私は先進国株式市場についてはポートフォリオの一部に組み入れる程度で良いと考えております。
全世界株式について
全世界株式ETFについてもほぼ米国ETFと同一のポートフォリオとなってます。
そのため当記事では割愛しておりますが
全米株式と全世界株式の差は2022年時点ではほぼありません。
米国株式への投資ならSBI証券がおすすめです。
SBI証券なら米国株は1株から購入可能で、かつ業界最安基準の手数料。
さらに金融商品仲介業者ネクシィーズ・トレードなら無料電話サポート付きで初心者おすすめです。
2022年からの新興国株式への投資
新興国でポイントとなる国は大きく2つ
・中国
・インド
圧倒的人口を誇るこの2つの国が新興国株式市場の大部分を担っていると思います。
新興国の2022年以降の株式市場については次の記事で詳しくまとめました
[nlink url=”https://nakamoney.com/2022emerging”]
この記事では要点だけ書きますが、2022年時点でのこの2つの国の状況は次のようになってます。
・中国 →人口減少傾向や、中国当局の企業締め付けなどリスクが顕在化してきている状態
・インド →人口増加に加えてIT業界への進出が著しく今後が期待できる
インドの市場にはこれから期待できる要因が多い一方で
新興国株にはカントリーリスクが大きく影響します。
カントリーリスクのリスクヘッジをしつつ、新興国株式市場の上昇の恩恵を受けるには
新興国株式市場に分散投資ができるETF(※例えばVEA)などがおすすめです。
個別銘柄にするか、ETFにするかを考える【手順②】
冒頭にも書きましたが、今回の記事は次のような方向けに書いています。
・しばらく使わないお金で投資をして将来に備えたい
・株式情報などを常にチェックすることは忙しくてムリ!
・会社情報の分析とかは難しくてムリ!
この記事ではこのような人をターゲットとしてますが
これに当てはまる人であれば確実にETFが良いでしょう。
ETFとは個別株の詰め合わせパックのようなもので
・S&P500詰め合わせパック
・NYダウ詰め合わせパック
・ナスダック詰め合わせパック
・金鉱株詰め合わせパック
などのようにテーマに沿った詰め合わせパックが多数販売されています。
ETF購入者は、例えばS&P500詰め合わせパックを買うだけで
S&P500に薄く広く分散投資が出来ます。
そのため個別株の企業動向をそこまで気にする必要もなく
毎日株価に張り付く必要性も少なくなります。
米国株ETFについてはこちらの記事で詳しく解説しています
[nlink url=”https://nakamoney.com/etf”]
おすすめの本
厚切りジェイソンさんが資産2億を貯めたETFについて
こちらの書籍で語られています。株式の本としては非常にポップで読みやすく
さくっとETFについて(特にVTIについて)学ぶことが出来るので超おすすめです
※電子書籍です
個別株はあくまでもポートフォリオの一部を割り当てる程度で良いと思います。
投資対象とする米国株の指数を考える【手順③】
手順①と②の段階で「米国株のETF」が投資対象としては良いことが分かりました。
ここでおさらいですが
ETFとは、S&P500やNYダウなどの特定の指数と連動する運用を目指したファンドです。
そのためETFであれば
どの指数と連動するETFにするか を決めなければなりません。
米国株を代表する指数は次の3つです。
・S&P500
・ナスダック100
・NYダウ
これらの指数が2022年以降どのような動きになるかについては
次の記事にて解説してます
[nlink url=”https://nakamoney.com/2022etf”]
要点をまとめると
・ナスダック100に関しては2022年以降は下降または横ばいが予想されます。
→高PER株を多く含むため下落率は他の指数と比較して大きい可能性が高いです
・S&P500、NYダウについては、ナスダックほどの下落はありません。
→2025年まではあまりよくない状況が続きます。
→2040年をターゲットとするような長期的な投資であれば、投資対象としては良いと思います
ドルコスト平均法を用いた、S&P500指数のETF(VOOなど)の
定額の買い付けがローリスクで投資出来る方法だと思います
証券口座を開設してみる!【手順④】
あとは証券口座を実際に開設して、株を買ってみましょう!!
投資初心者の方は、どうしても不安で窓口のある証券口座を開設しに行きがちですが
※私もそうでした
断然ネット証券を進めます。
なにをどう転んでもネット証券がいいです。ほんとにほんとに
私の証券口座開設失敗談を次に載せておきます・・・・
[nlink url=”https://nakamoney.com/finacial”]
ネット証券の有名どころとしては
・SBI証券
・楽天証券
私は両方使用しておりますが、個人的に使いやすいのはSBI証券です。
楽天証券については楽天経済圏の方にはおすすめでしたが
2022年2月時点では様々な改悪が発表されて、正直ポイント面でのメリットは少なくなってきました。
SBI証券は業界最安基準の手数料の低さがなんといっても売り
また金融商品仲介業者ネクシィーズ・トレードであれば初心者に優しい電話相談が無料のため
現時点では金融商品仲介業者ネクシィーズ・トレード経由のSBI証券口座開設をおすすめします。
まずは証券口座を作ってしまって、そこから色々とウェブサイトをいじってみて超少額から始めてみて数か月運用してみるのが良いと思います!
株の複利効果を考えれば1日でもはじめるのが早いほうが良いです!
まずは少額でもいいのでやってみましょう
まとめ
2022年から株を始める初心者の方向けの記事でした。
2022年からは
・テーパリングの加速
・早期利上げの決定
この2つの要因により荒れた株式市場となることが予想されます。
米国株のETF(おすすめはS&P500、ナスダックは短期的には下落)を中心に
一部を新興国株や先進国に割り当てるポートフォリオが最も初心者におすすめであると私は思います。
更に、定額での積み立て投資によりドルコスト平均法でリスクを減らすことが重要です。
2040年、2050年に向けてコツコツと積み立てて老後資金を貯めましょう!!
なかマネ
最新記事 by なかマネ (全て見る)
- FXの始め方完全ガイド|初心者でもわかる口座開設から取引までの手順を解説 - 2024年9月19日
- オルカンの日本除くと除かない。日本除くを選ぶな!30代積立NISA - 2022年11月5日
- 毎月1万をオルカン積立NISAに投資したら2040年にはいくら? - 2022年10月20日